説明会実施や周知活動でアカウント登録率・利用率が急増。株式会社アイティフォーの施策と従業員への想い
株式会社アイティフォー様
業種:情報・通信業従業員数:494名、平均年齢:41歳 2ヶ月、平均勤続数:12年 1ヶ月
(2024年3月31日現在)
導入サービス名称:ベネフィット・ステーション
取材時期:2024年5月
今回はアイティフォー様へインタビューを行いました。「金融機関向けソリューション」「公共機関向けソリューション」「小売業/EC事業者向けソリューション」「キャッシュレス決済ソリューション」「コンタクトセンターソリューション」「セキュリティソリューション」の各事業を展開されています。そして、それらをつなぎ合わせる「基盤ソリューション」、システム導入後の保守、運用を提供する「カスタマーサービス」を提供されています。
2022年12月に創業50周年を迎え、信頼と実績、そして常に新しいものへと挑戦する姿勢をもとに、次の未来、その次の未来に向かって、さらに成長を続けているアイティフォー様。今回は、ベネアカウントの登録率を向上させた施策やベネフィット・ステーションの利用促進施策について詳しくお話を伺いました。
~サービスの幅広さがベネフィット・ステーション導入のきっかけ~
-ベネフィット・ステーションの導入に至った背景を教えてください。
-社員やその家族を含めた全員が利用できる福利厚生サービスを導入したいと思ったことがきっかけです。社員が充実した生活を送れるようにという思いで、初めて福利厚生のサービスを導入しました。
導入にあたり、他社のサービスとも比較を行い、ベネフィット・ステーションが最大手であること、サービスの幅広さがポイントとなり、導入に至りました。
ベネフィット・ステーションでは、レジャーやジム、育児・介護、さらに自己啓発のeラーニングも1,000講座以上あり、それらがお得に利用できることに魅力を感じました。
また、利用促進用のポイント付きコースを採用しているので、5000ベネポが毎年付与されることも魅力だと感じています。
~ベネフィット・ステーションの説明会を実施してアカウント登録率が上昇~
-ベネアカウント登録率について、目標は設定されましたか。
-導入当初に「80~90%のベネアカウント登録率」といった目標を設定していました。
-登録率は現時点で88%を達成されておりますが、ベネアカウント登録率を上げるために取り組んだ施策を教えてください。
-導入当初はベネアカウントの登録率が58%で、目標数値に届いていない状況でした。そのため、ベネフィット・ワンの営業担当と相談し、ベネフィット・ステーションの説明会を実施しました。
2023年7月に3回に分けて計3日間実施し、1日目・2日目はベネアカウントの登録率を上げるためにアカウントの登録方法やメニューの申込み方法を説明し、3日目は登録方法に加えて日経電子版やフリーeラーニングなど具体的なサービスの紹介を行いました。
この3日間でオンラインも含め約200名が参加し、この3日間だけで46名(約10%) の登録者が増えました。説明会後もさらにベネアカウントの登録率が向上し、現時点(2024年5月取材)で88%の登録率を達成しました。
業務の関係で説明会への参加が難しい社員も、説明会実施の告知は見ており興味を持ってくれたので、後日人事に問い合わせがくることもありました。
-施策を行う中で、苦労されたことがあれば教えてください。
-ベネアカウントの登録率が目標から遠かったため、どのように登録者を増やすのか、社員に有効な施策を検討することに苦労しました。
-苦労した点について、どのように乗り越えたのか教えてください。
-ベネフィット・ワンの営業と相談して説明会の内容などアドバイスをいただきました。
説明会の実施タイミングについても社員が参加しやすいお昼休みに実施をしたので、社内のカフェエリアで本社にいる社員が集まって参加をしてくれました。
説明会の実施は、社員にとって効果的な施策だったと感じています。
~eラーニングやベネポなど、ベネフィット・ステーションのサービス周知により利用率急増~
-ベネフィット・ステーションの利用率についてお伺いいたします。23年度の7月ごろから利用率が向上しておりますが、どのような施策を行ったのでしょうか。
-7月に行った説明会の効果が大きかったと思います。ベネアカウントを登録していても、実際にどのようなサービスがあるのか知らない社員もいたと思いますので、説明会を通じて社員に知られていないサービスを発信できたことが、利用率の向上につながったと思います。説明会実施後は、10%未満だった利用率が60%近くまで上がりました。
また、ポイント付きコースを導入しているので、有効期限前にSlackを利用して周知を行いました。ポイントの使い先としては、スターバックスや映画チケット、育児関連のサービスなどを案内しました。
-Slackでの発信や説明会の実施でベネフィット・ステーションをご案内いただいているとのことですが、他に何か社内周知で実施されていることはございますか。
-社内メールでも案内をしたことがあります。
また、ベネフィット・ステーションにはフリーeラーニングの講座が多いので、階層別研修など社内研修の事前課題として受講するよう案内をしております。各事業部でもeラーニングを使ったという話を聞くこともあります。
また、ベネフィット・ステーションをより多くの社員に知ってもらうために、Slackで目立つようにベネフィット・ステーションの案内を出し、人的資本経営の一環であることやベネポの活用方法など、様々な切り口でプロモーションを行いました。
その結果、ベネフィット・ステーションのユーザーが増えてベネアカウントの登録率向上や利用率向上の効果が出たのではないかと思います。
-社員の方からの反響のお声はございますか。
-利用件数の多いeラーニングは、研修内容の一環として利用できて良かったという声を聞きます。映画やスポーツジム、ネットショップなど、様々なサービスが割引で利用できることが嬉しいという声もありました。
さらに、毎年付与される5,000ベネポも満足度の高い要因の一つだと思います。映画チケットを購入する際にベネポを充当することもできますし、スターバックスのギフトカードとの交換も非常に人気があります。
-ご担当者様自身は、普段どのようにベネフィット・ステーションを利用されていますか。
-映画のチケットは毎回ベネフィット・ステーションから割引で購入していますし、温泉施設の割引も利用しました。
また、資格取得のための講座受講や新入社員研修の準備でフリーeラーニングを活用しています。
さらに、ベネポをスタバのギフトカードに交換して「感謝の気持ち」ということでお世話になっている社員にプレゼントしたこともあります。気持ちを伝える手段・社内コミュニケーションとしても活用できると感じました。
-ご担当者様が感じているベネフィット・ステーションの導入効果を教えてください。
-社員から「割引が嬉しい」という声を聞くことはもちろん、フリーeラーニングの利用件数が多いことから、社員の資格取得や学びの機会を増やすきっかけになったと感じています。
また、ベネポをギフトカード等に交換して人にプレゼントすることで、今まであまり話す機会がなかった社員にも、お礼を伝えるきっかけにも繋がっています。
若手の社員が継続して当社で働いてくれるメリットとしても、活用していただけていると感じています。
~多くの社員が活用できる福利厚生に。社員への想い~
-今後の人事としての展望や実現したいこと、社員の方へのメッセージなどあれば教えてください。
-これからも利用率を上げていくために、ベネフィット・ワンの営業担当から毎月案内されるサービスをSlack等で周知していきたいと思います。社員の方にはぜひ、人事や広報から紹介したベネフィット・ステーションのサービスを利用して欲しいですね。
特に、毎年付与される5,000ベネポは、様々な生活シーンで利用できることを多くの方に知っていただき、この手厚い福利厚生を活用してほしいです。
また、採用にも福利厚生のアピールは有効だと感じています。未来の採用活動でもより効果が出てくるのではないかと思います。
さらに、健康経営についても今後実施できることがあれば検討していきたいと思います。
-今後ベネフィット・ワンに期待していることを教えてください。
-今までも健康経営や、インセンティブ・ポイントサービスにおいて社内コミュニケーションに活用できる“サンクスポイント”という仕組みがあることなど、知らない情報をたくさん提供いただいたので、引き続き新しい提案をしていただければなと思います。
-本日はありがとうございました。